私自身、ミノキシジルを実践しています。
結論を言ってしまうとミノキシジルの力を信じていますし、これしかありません。
その思いをまず、踏まえて、解説していきます。
ミノキシジルが効かない人の共通点
①すぐに諦めてしまう
②勘違い
③そもそもの原因がAGAではない
④AGAの進行スピードが速い
⑤購入したミノキシジルが正規品ではなかった
①すぐに諦めてしまう
ミノキシジルは最低4ヶ月から、1年以上使う事が原則です。
また1日2回、朝、夜、使用する事がマストです。
添付文書にも『最低でも4ヶ月から有効性がある』と記載されています。
ミノキシジルを使う事で、頭皮の毛細血管が拡がり、頭皮中の毛母細胞を刺激する事で発毛が得られるというシステムになっています。
②勘違い
この勘違いとは使用後から発生する『初期脱毛』のことです。
これが起こった事で、『なんだ?使ったら益々抜け毛が増えたぞ』と言ってやめてしまう事なんです笑
これは実際誰にでもあり得ます。
ただ一般的な例であり、自分の場合はそんなに抜け毛を気にする事はありませんでした。
医学的なエビデンスを受け止める事が肝心です。
初期脱毛の流れは休止期→成長期という段階があります。
使用してから、約10日から2週間頃で初期脱毛を発症しますが、これは正常なヘアサイクルを取り戻しているプロセスなのです、この過程を乗り越え、3ヶ月以上継続する事で発毛という変化が生まれていくのです。
③薄毛の原因がAGAではないため
まず脱毛症のタイプは3つに分類されます。
a.男性型脱毛症(AGA)
b.脂漏性脱毛症
c.円形脱毛症
ミノキシジルが効果を発するのは、男性型脱毛症、いわゆるAGAのタイプです。これは男性ホルモンのアンバランスから生じるもの、後者は遺伝、環境、ストレスから生じるものであるのでミノキシジルの適応範囲です。
よって、真剣に治すならば医療の診断が必要です。
しかしこの見極めは一般人では判断がつかないので、自分がどれに当てはまるのか疑問がある場合はプロの見地に早めに頼るべきです。
④AGAの進行スピードが速い
この場合はミノキシジルより強力な薬を使う必要があります。
後に説明しますが、プロペシアやザガーロという薬が適応します。
しかし、これらを使う場合は医師の診断が必要です。
⑤購入したミノキシジルが正規品ではない
これは海外で出回っている商品、もっというと偽造薬や粗悪品を使った場合のケースです。
これらを使ったことにより治療どころか身体に副作用をもたらしその後の生活に支障をもたらす危険性も秘めています。
もし購入し、どうしても使うという場合は医療に直接アドバイスを受ける必要があります。
ミノキシジルが効かないと思った場合はまずこんな行動をするべきです
①まずは信じて1年間継続する
②生活習慣を再確認する
③やはり遠回りでも医師に相談しよう
①まずは信じて1年間継続する
前述していますが、AGAは3ヶ月から1年間、治療が必要です。
AGAは進行性の脱毛症です。治療開始時期が遅ければ、それだけ効果に時間を要します。
という事は、一度決断し、ミノキシジルの外用薬を使ったものの、効果が出ないからと中断してしまうと、脱毛の進行が始まる、せっかく始めた事が無駄になってしまう、悔しい事態になってしまうのです。
効果がないと感じた場合は、用法や用量の見直しが必要です。
②生活習慣を改めて見直す
せっかくミノキシジルを使っているのに、生活習慣がいい加減になっていたとするならば、効果は出ません。
睡眠不足、バランスの悪い食生活は改善するべきですし、喫煙は頭皮の毛細血管が細くなるため、血行が悪くなるので、発毛が鈍化します。
また飲酒をすると、早く寝られるというのは迷信です。
翌朝寝たのに身体の疲労が取れていない場合がありませんか?
アルコールは筋肉を弛緩させるが、脳は覚醒させるという特徴を持っています。
脳が休まらないと身体の疲労は取れません。発毛に必要な成長ホルモンは脳が休まっていているから
分泌されるのです。
③遠回りでも医師に相談しよう
発毛が見られない場合は医師の相談が最優先です。
ただ、直接診察に受けに行く事の人目が気になり、恥ずかしくなる事もありますよね。
この場合は自宅からでも診察を受けられるオンライン診察のシステムもありますので、どんどんこのような文明の利を使いましょう。
最後に〜ミノキシジルの効果がない人にオススメのAGA治療法
①プロペシア(フィナステリド)
②ザガーロ(デュタステリド)
①プロペシア(フィナステリド)
フィナステリドという成分が主である、国内初のAGA治療薬です。
これは抜け毛に際して、DHT(ジヒドロテストステロン)と言うホルモンが分泌されるわけですが、合成に必要な「5αリダクターゼ」を抑制し、抜け毛を回避してくれる薬なのです。
身体の内側からアプローチしてくれるので、とても効果的です。
②ザガーロ(デュタステリド)
これもプロペシア同様、「5αリダクターゼ」を抑制する効果があるのですが、プロペシアとの違いは
プロペシアが5αリダクターゼのⅡ型だけを抑制する役目に留まるのに付け加え、ザガーロは5αリダクターゼのⅡ型だけでなくⅠ型も抑制するのです。
前述したようにDHT(ジヒドロテストステロン)は、テストステロンと5αリダクターゼが結合して生成するものなので、Ⅰ型・Ⅱ型を同時に抑制するザガーロはプロペシアよりも効果範囲が広いということになるのです。
手っ取り早くAGAを治したい場合はザガーロの内服を検討してみても良いでしょう。
ただし、これら内服薬は身体の体質に適応するか検査が必要なので、まずは医師の診察が必要になります。